たましずめ‐の‐まつり【鎮魂の祭(り)】
肉体から遊離しようとする魂や、遊離した魂を肉体に落ち着かせるための儀式。 宮中で、陰暦11月の中の寅(とら)の日(新嘗祭(しんじょうさい)の前日)に行われた祭儀。天皇・皇后・皇太子などの魂を...
たん‐だい【毯代】
布帛(ふはく)を染めて毛氈(もうせん)の代用とした敷物。宮中で床子(しょうじ)や倚子(いし)の下に敷いた。
だいじん‐めし【大臣召】
平安時代、大臣に任ずるために天皇がその人を宮中に召すこと。また、大臣任命の儀式。
だいぜん‐しき【大膳職】
律令制で、宮内省に属し、宮中の食事や儀式の饗膳(きょうぜん)などをつかさどった役所。おおかしわでのつかさ。
だいばん‐どころ【台盤所】
1 台盤を置く所。宮中では、清涼殿(せいりょうでん)の一室で女房の詰め所。貴族の家では、食物を調理する台所。 2 大臣・大将など貴人の妻の称。奥方。御台所(みだいどころ)。
だいり‐さま【内裏様】
1 内裏の敬称。 2 宮中の貴人、特に天皇の尊称。大内様。 3 内裏雛(だいりびな)を丁寧にいう語。
だいりしき【内裏式】
平安前期の有職故実書。3巻。嵯峨天皇の勅命により、藤原冬嗣らが撰。弘仁12年(821)成立。天長10年(833)清原夏野らが改訂。宮中の年中行事の方式などを定めたもの。
だいり‐じょうろう【内裏上﨟】
宮中に仕える身分の高い女官。→上﨟
ちいさ‐わらわ【小さ童】
小さい子供。特に、宮中で雑用に使った子供。ちさわらわ。「或いは—、徳大寺などこれを用ふ」〈言継卿記・天文八年〉
ちゃぞめ‐し【茶染(め)師】
茶染めの職人。特に、宮中や貴人の御用をつとめた染め物師。