さんぼう‐がくにん【三方楽人】
近世、宮中に勤仕した雅楽家の三つの系統。すなわち、宮廷直属の京都方、興福寺所属の南都方、四天王寺所属の天王寺方の楽人の総称。
さんみいったい‐だいせいどう【三位一体大聖堂】
《Holy Trinity Cathedral》エチオピアの首都アジスアベバにあるエチオピア正教会の大聖堂。第二次大戦でイタリアからの独立を記念し、皇帝ハイレ=セラシエにより建造。皇帝と妻マナ...
シェフザーデ‐モスク【Şehzade Mosque】
トルコ北西部の都市イスタンブールの旧市街にあるイスラム寺院。16世紀半ば、オスマン帝国のスルターンであるスレイマン1世が、21歳で早世した長男メフメットのために建造。宮廷建築家ミマール=スィナン...
し‐がく【試楽】
公事(くじ)や賀茂神社・石清水八幡宮の祭礼などに行われる舞楽の予行演習。特に平安時代、賀茂・石清水の臨時祭の2日前に、清涼殿前庭で東遊(あずまあそび)や神楽を天覧に供する宮廷行事をいう。
しつない‐がく【室内楽】
少人数の独奏楽器による合奏音楽。弦楽四重奏・ピアノ三重奏など多くの形態がある。元来は教会・音楽会場以外の宮廷の一室などで演奏された音楽をさし、声楽の入ることもあった。チェンバーミュージック。
し‐び【紫微】
《「紫微垣(しびえん)」の略》中国古代の天文学で、天を三垣(えん)二八宿に分けた、その一。北極星を中心とした、小熊座・大熊座・竜座・カシオペヤ座などの星座群にあたり、天帝の住む場所とされた。転じ...
しょう‐ほう【尚方】
中国漢代の宮廷機関の一。天子の使用する器物を製作する工官。
しょうゆうき【小右記】
平安中期の公卿、小野宮右大臣藤原実資(ふじわらのさねすけ)の日記。天元元年(978)から長元5年(1032)にかけての、藤原氏最盛期の政治・社会・儀式などを記述。当時の宮廷の実情を知るための重要...
しょ‐とう【初唐】
中国、唐代の文学史を4期に区分した、その第1期。唐初の618年から、玄宗の即位前年(712)までの約100年。前代の南朝風の繊弱な宮廷詩の影響も残るが、律詩の定型が完成され、次の盛唐期を準備した...
しん‐みょう【針妙】
1 宮廷女房の私室にいて、主に裁縫をする上級の女中。「なま—の、衣盗みて小袖になして着たる」〈無名抄〉 2 一般の家庭や寺院で、裁縫をさせるために雇う女。寺院では女人禁制であったので、この名目で...