か‐む【家務】
1 家の事務。 2 中世の武家で、一家の事務をとりしきった職。
か‐めい【家名】
1 家の名。また、家の跡目。家督。かみょう。「—を継ぐ」 2 家の名誉・名声。家の体面。「—に傷がつく」「—を汚す」「—を上げる」
か‐もん【家紋】
家々で定める紋。各家の紋所。
か‐もん【家門】
1 一家全体。一家一門。「—の誉れ」 2 家柄(いえがら)。家筋。 3 徳川将軍家の親族で、尾張(尾州)・紀伊(紀州)・水戸の三家、田安・一橋・清水の三卿(さんきょう)を除く、越前松平家・会津松...
かもんのはて【家紋の果】
藤井重夫の小説。昭和33年(1958)刊行。
か‐るい【家累】
1 家族内の悩み事。 2 一家の係累。家族。「—甚だ多からざれば」〈竜渓・経国美談〉
か‐れい【家令】
1 皇族や華族の家の事務・会計を管理し、使用人の監督に当たった人。 2 律令制で、一品(いっぽん)以下四品(しほん)までの親王・内親王家、および三位以上の公卿の家で、家務を総括した職員。けりょう。
か‐れい【家例】
1 その家に代々伝わる特別なしきたり・慣習。「—として…家族が揃って遊びに出る日の出来事」〈漱石・彼岸過迄〉 2 決まり。例。「きゃつは—の情強(じゃうごは)でおぢゃる」〈狂言記・宗論〉
か‐ろう【家老】
1 中世、大名の家臣のうちの最重職。家中を総括する職。また、その者。年寄(としより)。家老職。 2 江戸時代、藩主を助けて藩政を行った重臣。複数で合議輪番制によった。城代家老・江戸家老などがある。
か‐ろく【家禄】
1 主君がその家臣である武士に与えた俸禄。家について支給され、江戸時代には世襲化していた。高禄の者は領地を、普通の武士は米穀を支給された。 2 明治初期、華族・士族の家格に対して支給された俸禄。...