け‐らい【家来】
1 主君や主家に仕える者。家臣。従者。 2 親・尊族を敬い礼を尽くすこと。転じて、他人に礼を尽くすこと。「文籍(ぶんせき)にも—といふことあるべくや」〈源・藤裏葉〉 3 朝廷の公事(くじ)や故実...
ち【家】
いえ。すまい。多く、格助詞「ん」を付けて「ん家」の形で用いる。「自分—」「お前ん—」
なり‐わい【生業/家業】
1 生活を営むための仕事。「小説を書くことを—とする」 2 五穀が実るようにつとめるわざ。農業。また、その作物。「—は天下の大きなる本なり」〈崇神紀〉
へ【家】
《「いへ」の音変化》いえ。人家。「春の野に鳴くやうぐひすなつけむと我が—の園に梅が花咲く」〈万・八三七〉
や【屋/家】
[名] 1 住むための建物。家屋。いえ。「我が—」「一軒—」 2 屋根。「声高になのたまひそ。—の上にをる人どもの聞くに、いとまさなし」〈竹取〉 [接尾]名詞に付く。 1 それを売買する人や...
や‐うけ【家請け】
家を借りるときの保証人。たなうけ。「惣七(そうしち)殿には口合ひ—もある仁、後日の念に御親父の一札」〈浄・博多小女郎〉
や‐うち【家内】
1 家のなか。「三階建の、—が広いだけ一層寂しく」〈里見弴・大道無門〉 2 一つ家に住んでいる人。家族の者。また、親類の者。「—残らず女郎はいやがれど」〈浮・五人女・一〉
や‐うつり【家移り】
[名](スル)引っ越すこと。転居。転宅。いえうつり。
やうつり‐がゆ【家移り粥】
家の新築など、転宅の祝いに作る粥。家渡り粥。
や‐かげ【家陰/屋陰】
家のために物陰になった所。「—に消え残りたる雪の」〈徒然・一〇五〉