しゅっ‐こん【宿根】
1 仏語。前世から持っているとされる能力や素質。 2 「宿根草」の略。
しゅっこん‐そう【宿根草】
冬に地上部は枯れて地下部が休眠状態で越冬し、春に再び生長・開花する多年草。宿草(しゅくそう)。
すく【宿】
⇒しゅく
すく‐いん【宿院】
《「すく」は「しゅく」の直音表記》「しゅくいん(宿院)」に同じ。「春日へとて、—のいとむつかしげなるに留まりぬる」〈かげろふ・中〉
しゅく‐せ【宿世】
⇒すくせ(宿世)
すく‐せ【宿世】
《「すく」は「しゅく」の直音表記》 1 過去の世。前世。 2 前世からの因縁。宿縁。宿命。「—によって結ばれる」
宿世(すくせ)拙(つたな)・し
宿縁がよくない。ふしあわせな運に生まれついている。「かかる君につかうまつらで、—・く悲しきこと」〈伊勢・六五〉
すくせ‐むすび【宿世結び】
男女の名を1名ずつ書いた紙をひねり、男女1本ずつ結び合わせて偶然の組み合わせをつくる、占い遊び。遊女などがよくした。縁結び。
すくね【宿禰】
1 古く、人名に添えた敬称。野見宿禰(のみのすくね)の類。 2 天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第三位。主に連(むらじ)姓の神別氏族に与えられた。大伴宿禰の類。
すくね‐びな【宿禰雛】
絵の具で彩色した土製のひな人形。享保年間(1716〜1736)に流行。