すかがわ【須賀川】
福島県中部の市。近世、奥州街道の宿駅として発展。ぼたん園や阿武隈川に乙字(おとじ)の滝などがある。人口7.9万(2010)。
す‐がき【巣掻き】
クモが巣をかけること。また、その巣。「秋風は吹きな破りそわが宿のあばらかくせるくもの—を」〈拾遺・雑秋〉
すき‐かえし【漉き返し】
《「すきがえし」とも》反故(ほご)紙を漉きなおすこと。また、その紙。宿紙(しゅくし)。
すぎと【杉戸】
埼玉県北葛飾郡の地名。古利根(ふるとね)川東岸に位置する。もと日光街道の宿場町。
すく‐いん【宿院】
《「すく」は「しゅく」の直音表記》「しゅくいん(宿院)」に同じ。「春日へとて、—のいとむつかしげなるに留まりぬる」〈かげろふ・中〉
す‐く・う【巣くう】
[動ワ五(ハ四)] 1 巣を作ってすむ。「軒にツバメが—・う」 2 よくない人間が集まって住む。「暴力団の—・う町」 3 悪い考えや病気などが宿る。「妄想が—・う」「病魔が—・う」
しゅく‐せ【宿世】
⇒すくせ(宿世)
すく‐せ【宿世】
《「すく」は「しゅく」の直音表記》 1 過去の世。前世。 2 前世からの因縁。宿縁。宿命。「—によって結ばれる」
宿世(すくせ)拙(つたな)・し
宿縁がよくない。ふしあわせな運に生まれついている。「かかる君につかうまつらで、—・く悲しきこと」〈伊勢・六五〉
すくね【宿禰】
1 古く、人名に添えた敬称。野見宿禰(のみのすくね)の類。 2 天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第三位。主に連(むらじ)姓の神別氏族に与えられた。大伴宿禰の類。