とら‐つぐみ【虎鶫】
ヒタキ科トラツグミ属の鳥。全長約30センチ。全体に黄褐色に黒斑がある。暗い森の中にすみ、夜、ヒーヒョーと笛を吹くような寂しい声で鳴く。アジア・ニューギニアに分布。日本では漂鳥。ぬえどり。ぬえ。《...
歯(は)の抜(ぬ)けたよう
まばらで、ふぞろいなさま。また、あるべきものが欠けて、寂しいさま。「欠席者が多くて、—な会場」
懐(ふところ)が寒(さむ)・い
所持金が少ない。懐が寂しい。「借金を返したら—・くなった」
ふゆ‐ざれ【冬ざれ】
草木が枯れはてて寂しい冬の風物のようす。また、そのような冬の季節。「—の野」《季 冬》「—や小鳥のあさる韮畠(にらばたけ)/蕪村」
ふゆ‐の【冬野】
荒涼として、物寂しい冬枯れの野。《季 冬》「土までも枯れてかなしき—かな/几董」
まつ‐むし【松虫】
1 直翅(ちょくし)目マツムシ科の昆虫。コオロギ類の一種。体長2センチくらい、淡褐色で、触角が長い。雌は錐(きり)状の長い産卵管をもつ。雄は発音器のある幅広い翅(はね)をもち、ススキなどの根際で...
まんもく‐しょうじょう【満目蕭条】
見渡すかぎりもの寂しいようす。
むし‐の‐あいかた【虫の合方】
歌舞伎下座音楽の一。虫の声をうつした本調子の三味線曲。静かな秋の夜や寂しい野原の情景を表すときに用いる。
む‐ばい【無媒】
1 《「礼記」坊記から》なかだちがないこと。媒酌人のいないこと。 2 《杜牧が「送隠者」の中で、才があっても世に用いられない隠士をのべたところから》人里離れた寂しい所。
もくぎょいり‐あいかた【木魚入り合方】
歌舞伎下座音楽の一。寺・墓場や寂しい野原などの場面で、合方に木魚の音を加えたもの。