より‐あわ・す【寄り合はす】
[動サ下二]一つ所で一緒になる。互いに寄り集まる。「虫も声々—・せて鳴くもただならず聞こゆ」〈栄花・玉の台〉
より‐い【寄居】
近世初頭の兵農分離により、城主が農村を離れて城下町に移ってのち、農民だけの集落として残ったもの。
よりい【寄居】
埼玉県北部、大里郡の地名。荒川が秩父山地から関東平野に出る谷口に位置する。もと城下町。鉢形城跡などがある。
よりい‐まち【寄居町】
⇒寄居
より・いる【寄り居る】
[動ア上一][文]より・ゐる[ワ上一] 1 物によりかかって座る。「頰杖(つらづゑ)つきてしばし—・ゐ給へり」〈落窪・一〉 2 近く寄り添って座る。「親しき者、老いたる母など枕上に—・ゐて」〈徒...
より‐うど【寄人】
⇒よりゅうど(寄人)
より‐おや【寄親】
1 主従関係などを結んでいる者を親子関係に擬して、その主をいう語。特に、戦国大名は有力な武将を寄親とし、在地土豪などを寄子(よりこ)として軍事組織を編制した。 2 江戸時代、奉公人の身元保証人。
よりかからず【倚りかからず】
茨木のり子の詩集。また、その表題作。詩集は平成11年(1999)刊行。年齢を重ね、何ものにも頼らず、流されずに生きる姿を表現した作品で、著者晩年の代表作の一つ。
より‐かかり【寄(り)掛(か)り/凭り掛(か)り/倚り懸(か)り】
1 よりかかること。また、よりかかるように作ったもの。脇息(きょうそく)やいすの背など。 2 和船で、外艫(そとども)の上枻(うわだな)が高く反り上がっている部分。えりかかり。
より‐かか・る【寄(り)掛(か)る/凭り掛(か)る/倚り懸(か)る】
[動ラ五(四)] 1 からだをもたせかける。もたれかかる。「壁に—・る」 2 自分の力でなく、他を頼みにする。「権力に—・った発言」