おろ‐ぬ・く【疎抜く】
[動カ五(四)] 1 密生しているものの中から不要なものなどを抜き取って、適当な間隔を作る。間引く。うろぬく。「菜を—・く」 2 産児を間引く。 3 間を置く。遠ざかる。「女郎買ひも当分—・くつ...
かい‐じんどう【甲斐神頭】
シソ科の多年草。山地に生え、高さ20〜40センチ。茎は赤紫色を帯び、全体に白い毛を密生する。葉は卵形で、対生。初夏、紅紫色の花を穂状につける。名は、甲斐に産するリンドウの意という。甲斐神草(かい...
かいちゅう‐りん【海中林】
海中でコンブ・ワカメなど比較的大きな海藻が密生している所。水深約20メートルくらいまでの岩礁地にみられ、魚介類が豊富。藻場(もば)。
かふん‐か【花粉荷】
ミツバチが花粉を集めて団子状に丸めたもの。後肢の毛が密生した部位に付着させて巣に運ぶ。花粉団子と通称される。ビーポーレン。
かん‐ざくら【寒桜】
1 バラ科の落葉高木。2月ころ、葉の出る前に、淡紅色の5弁花が咲く。カンヒザクラとオオシマザクラの雑種といわれる。《季 冬》 2 サクラソウ科の多年草。高さ15〜25センチ。全体に白い毛が密生。...
きつね‐あざみ【狐薊】
キク科の越年草。道端などに生え、高さ60〜90センチ。葉は羽状に深く裂けていて、裏面に白い綿毛が密生。春から初夏、紅紫色の頭状花を上向きに開く。
きょう‐がのこ【京鹿の子】
1 京都で染めた鹿の子絞り。 2 和菓子の一。紅餡の外側を白隠元豆などで覆った鹿の子餅。 3 バラ科の多年草。シモツケソウに似る。高さ約1メートル。葉は手のひら状に深く切れ込み、縁にぎざぎざがあ...
ぎょ‐りゅう【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。多くの細い枝を出し、繊細な葉を密生する。春と夏の2回、淡紅色の小花が群生して咲く。中国の原産で、日本に寛保年間(1741〜1744)に渡来。庭木などにする。檉柳(ていり...
くす‐の‐き【樟/楠】
クスノキ科の常緑高木。暖地に自生し、高さ約20メートルにもなり、長命。葉は卵形で表面につやがある。5月ごろ、黄白色の小花を密生し、実は熟すと黒色。全体に香りがあり、樟脳(しょうのう)をとる。クス...
クッション‐しょくぶつ【クッション植物】
背の低い地上部が密生して、マット状になる植物。高山や極地に多く、強風・乾燥・寒冷に適応している。