べん‐べら
薄っぺらの、また安っぽい絹の衣服。「—を一枚着たる寒さかな/漱石」
骨(ほね)に沁(し)・みる
骨までしみるほど強く感じる。骨身に沁みる。「—・みる寒さ」「親切が—・みる」
骨身(ほねみ)に応(こた)・える
全身に強く感じる。また、心に強く感じる。骨身に沁(し)みる。「寒さが—・える」「忠告が—・えた」
骨(ほね)を刺(さ)・す
寒さや痛さを強く感じる。「—・す寒気」
ぼう‐かん【防寒】
寒さをふせぐこと。「—対策」
ぼうかん‐ぐ【防寒具】
寒さを防ぐための衣類・道具。
マッチうりのしょうじょ【マッチ売りの少女】
《原題、(デンマーク)Den lille Pige med Svovlstikkerne》アンデルセンの童話。1848年発表。大みそかの夜、貧しいマッチ売りの少女が寒さに耐えかねてマッチを擦ると...
ま‐や【馬屋】
1 馬を飼っておく建物。馬小屋。うまや。「寒さに顫えながら—の前に立たせられた」〈真山・南小泉村〉 2 宿場。宿駅。駅(うまや)。〈色葉字類抄〉
水(みず)温(ぬる)・む
春になって寒さがゆるみ、池や川の水があたたかい感じになってくる。《季 春》「人影の映り去りたる—・む/虚子」
南(みなみ)に翔(かけ)り北(きた)に嚮(むか)えども寒温(かんうん)を秋雁(しゅうがん)に付(つ)け難(がた)し
《「和漢朗詠」下から》雁は秋には南にかけり、春には北に向かって飛ぶが、かの蘇武(そぶ)がしたように、暑さ寒さの音信をその雁に託すこともできない。余りに遠くて音信不通であることをいう。