かん‐こうばい【寒紅梅】
梅の一品種。寒中に紅色の八重の花が咲く。《季 冬》
かん‐こく【寒国】
寒さの厳しい国や地方。
かん‐ごえ【寒声】
僧や邦楽を学ぶ人が、寒中に声を出してのどを鍛えること。また、その声。《季 冬》「—に嗄(か)らせし喉を大事かな/虚子」
かん‐ごえ【寒肥】
寒中に、農作物や庭木に施す肥料。かんごやし。《季 冬》「—や花の少き枇杷(びは)の木に/素十」
かん‐ごやし【寒肥やし】
「寒肥(かんごえ)」に同じ。《季 冬》
かん‐ごり【寒垢離】
寒中に冷水を浴びて心身を清め、神仏に祈願すること。「—をとる」《季 冬》「—にせなかの竜の披露かな/一茶」→垢離(こり)
かん‐さん【寒酸】
[名・形動]貧しく苦しいこと。また、そのさま。「いかにも—な姿をさらしているだけではないか」〈島木健作・続生活の探求〉
かん‐ざい【寒剤】
二つ以上の物質を混合して低温が得られる冷却剤。氷と食塩との混合物がよく用いられ、氷が融解熱を、食塩が溶解熱を吸収するため温度がセ氏零下21度まで下がる。またドライアイスとエタノールでは零下72度...
かん‐ざくら【寒桜】
1 バラ科の落葉高木。2月ころ、葉の出る前に、淡紅色の5弁花が咲く。カンヒザクラとオオシマザクラの雑種といわれる。《季 冬》 2 サクラソウ科の多年草。高さ15〜25センチ。全体に白い毛が密生。...
かん‐ざらい【寒復習】
寒中の早朝などに、芸事の復習などをすること。寒ざらえ。《季 冬》「ただ一人ひそかなるかな—/虚子」