かん‐ぽ【緩歩/寛歩】
[名](スル)ゆっくり歩くこと。「公園の森を裕々と—する二人連」〈魯庵・社会百面相〉
かんぽう【寛保】
江戸中期、桜町天皇の時の年号。1741年2月27日〜1744年2月21日。
かん‐もう【寛猛】
ゆるやかなことと、きびしいこと。「其挙動の粗密—は互に相似たるも」〈福沢・文明論之概略〉
寛猛(かんもう)相済(あいすく)う
《「春秋左伝」昭公二十年から》政治には寛容と厳格との調和が必要であるということ。
かん‐ゆう【寛宥】
寛大な気持ちで罪過を許すこと。「かの卿(きゃう)を—せらるべきなり」〈平家・一〇〉
かん‐ゆう【寛裕】
[名・形動]心が広くてゆったりしていること。また、そのさま。「政府の政—に帰し世間の論自主を尊ぶ」〈西周・明六雑誌三二〉
かん‐よう【寛容】
[名・形動](スル) 1 心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。「—の精神をもって当たる」「—な態度をとる」「多少の欠点は—する」 2...
かんよう【寛容】
神崎武雄の小説。昭和17年(1942)発表。同年、第16回直木賞受賞。
くつろ‐か【寛か】
[形動ナリ]くつろいださま。ゆったりとしたさま。「女房、桜の唐衣(からぎぬ)ども—に脱ぎ垂れて」〈枕・二三〉
くつろぎ【寛ぎ】
くつろぐこと。気持ちが落ち着いて、ゆったりとしていること。「ひとときの—」「—の時間を持つ」