か‐みん【過眠】
1 寝過ごすこと。 2 十分な睡眠をとっているのに、起きていなければならない時間に強い眠気を感じ、眠り込んでしまう状態。→過眠症
かみん‐しょう【過眠症】
睡眠障害の一。夜、十分寝ているはずなのに昼間どうしようもなく眠くなる症状。ナルコレプシー・特発性過眠症・睡眠時無呼吸症・周期性四肢運動障害などにより起こる。過眠障害。
かも‐じもの【鴨じもの】
[副]鴨のように。→じもの「—浮寝をすれば蜷(みな)の腸(わた)か黒き髪に露そ置きにける」〈万・三六四九〉
鴨(かも)の浮(う)き寝(ね)
鴨が水に浮いたまま寝ていること。物事が落ち着かなくて、不安なことのたとえ。
か‐や【蚊帳/蚊屋】
夏の夜、蚊や害虫を防ぐため、四隅をつって寝床を覆う道具。麻・木綿などで粗く織って作る。かちょう。《季 夏》「—つるや晦日(みそか)の宵の更けにけり/万太郎」
かより‐かくよ・る【か寄りかく寄る】
[連語]あっちへ寄り、こっちへ寄る。「波の共(むた)—・る玉藻なす(=玉藻ノヨウニ)寄り寝し妹(いも)を」〈万・一三一〉
かりお【仮庵/仮廬】
「かりいお」の音変化。「旅の—に安く寝むかも」〈万・四三四八〉
かり‐こも【刈り菰/刈り薦】
刈り取った真菰(まこも)。また、それで織ったむしろ。「—の一重を敷きてさ寝(ぬ)れども」〈万・二五二〇〉
かりそめ‐ぶし【仮初め臥し】
「仮寝(かりね)1」に同じ。「秋の田の—もしてけるかいたづら稲を何につままし」〈後撰・恋四〉
かり‐ね【仮寝】
[名](スル) 1 仮にしばらく寝ること。また、うたた寝すること。かりそめぶし。「休憩室で一時間ほど—する」 2 旅に出て泊まること。旅寝。また、野宿。「—する夜のまの露に濡(そぼ)ちつつ一人朝...