かり‐ね【刈り根】
刈ったあとに残った草木の根。和歌で多く「仮寝」にかけていう。「難波江の葦(あし)の—の一夜故みをつくしてや恋ひ渡るべき」〈千載・恋三〉
かり‐まくら【仮枕】
「仮寝(かりね)」に同じ。「臥(ふし)侘(わ)びぬ篠(しの)の小笹(をざさ)の—はかなの露や一夜ばかりに」〈新古今・羇旅〉
かろ‐らか【軽らか】
[形動][文][ナリ] 1 いかにも軽そうなさま。かろやか。かるらか。「—に廊を歩みゆく人あり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 たやすいさま。手軽だ。かるらか。「道のほども—にしなしたり」〈源・松風〉...
川(かわ)の字(じ)に◦寝(ね)る
夫婦が子を中にして「川」の字の形に並んで寝る。
かん【棺】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひつぎ 死体を入れて葬る箱。「棺桶(かんおけ)/出棺・石棺・寝棺(ねかん)・納棺」
かん【汗】
[常用漢字] [音]カン(漢) [訓]あせ 〈カン〉 1 あせ。あせをかく。「汗顔・汗牛充棟/発汗・流汗・冷汗」 2 中国の北方民族の首長の称。可汗。「成吉思汗(ジンギスかん)」 [補説]2は...
かん‐かい【歓会】
会ってよろこびを交わすこと。また、楽しい会合。「今宵の—も中々に忘られぬ思寝の涙なるべし」〈樗牛・滝口入道〉
かん‐けい【寒閨】
独り寝の寂しい寝所。空閨(くうけい)。
かん‐ご【看護】
[名](スル)けが人や病人の手当てや世話をすること。「手厚い—を受ける」「病人を—する」「寝ずに—する」 [用法]看護・看病——「一晩中寝ずに病人の看護(看病)をした」の場合には相通じて用いられ...
かん‐そう【盥漱】
[名](スル)手を洗い、口をすすぐこと。身を清めること。「婦の早起—する時より、深更寝に就く時に至るまで」〈鴎外訳・即興詩人〉