め‐ぶ【馬部】
律令制で、左右の馬寮(めりょう)に属した雑人(ぞうにん)。
もく‐の‐かみ【木工頭】
1 木工寮(もくりょう)の長官。こだくみのかみ。むくのかみ。 2 大工の棟梁(とうりょう)。「惣門の内で羽のきく—」〈柳多留・五〉
こだくみ‐の‐つかさ【木工寮】
⇒もくりょう(木工寮)
もも‐ど【百度】
平安時代、官吏に大炊寮および大膳職から給した米や魚・塩。百度食(ひゃくどじき)。
もり‐どの【盛殿】
神にささげる供物を調える所。盛屋(もりや)。 伊勢神宮で、祭使・寮官が直会殿(なおらいどの)で賜る酒食を盛り調える殿舎。
もんじょう‐しょう【文章生】
大学寮で文章道を専攻した学生。もんぞうしょう。もんじょうのしょう。
もんじょう‐どう【文章道】
律令制における大学寮の一科。中国の詩文および歴史を学ぶ学科。→紀伝道(きでんどう)
もんじょう‐はかせ【文章博士】
大学寮に属して詩文と歴史とを教授した教官。神亀5年(728)設置。平安時代には多く東宮学士・大外記(だいげき)を兼ね、侍講としても仕えた。もんぞうはかせ。
もん‐とう【問頭】
古代の大学寮で、諸道の得業生(とくごうしょう)などに課された官吏登用試験の試験官。問者(もんじゃ)。問頭博士。
よねいち【米市】
狂言。男が米俵に小袖を着せて背負って行くと、若者たちにとがめられ、「俵藤太のお娘御、米市御寮人の里帰り」と答えるが見破られる。