おふれがきしゅうせい【御触書集成】
江戸幕府の成文法である御触書を評定所(ひょうじょうしょ)で編集したもの。延享元年(1744)8代将軍徳川吉宗のときの「寛保集成」50巻をはじめとし、以後、「宝暦集成」33巻、「天明集成」51巻、...
お‐めみえ【御目見/御目見得】
[名](スル) 1 貴人や目上の人に会うこと。お目にかかること。「社長に—する」 2 新しくできたものなどが、初めて人々の前に姿を現すこと。「近く新車が—する」 3 歌舞伎などで、俳優が初めて、...
おめみえ‐いか【御目見以下】
江戸時代、将軍直参(じきさん)の武士で、将軍に謁見する資格のない者。御家人がこれに相当する。→御目見以上
おめみえ‐いじょう【御目見以上】
江戸時代、将軍直参(じきさん)の武士で、将軍に謁見する資格のある者。旗本がこれに相当する。→御目見以下
おもの‐ちゃし【御物茶師】
江戸時代、宮中および将軍家の御用をつかさどった宇治の茶師。
おもの‐ぶぎょう【御物奉行】
室町幕府の職名。将軍参内のとき、衣冠・刀剣などを入れた唐櫃(からびつ)に添い従い、禁中では将軍の装束の着替えなどのことをつかさどった。唐櫃(からびつ)奉行。直廬役(じきろやく)。ごもつぶぎょう。...
おゆどの‐の‐うえ【御湯殿の上】
1 清涼殿の西廂(にしびさし)北端にある、近侍の女官の詰め所。西側に御湯殿がある。 2 院・女院・将軍などの殿舎の、御湯殿近くにある侍女の詰め所。
オランダ‐くだり【オランダ下り】
江戸時代、長崎のオランダ商館長が江戸にのぼって将軍に拝謁したこと。はじめ年1回であったが、寛政2年(1790)以後は4年に1回を原則とした。オランダ渡り。
おりたくしばのき【折たく柴の記】
新井白石の自叙伝。3巻。享保元年(1716)成立。父祖のことから始め、将軍徳川家宣(いえのぶ)を補佐した事績などを、平易な和漢混交文で記したもの。
おん‐ち【恩地】
武家時代、将軍や大名が家臣に御恩として与えた土地。恩賞地。恩領。