うしろ‐ひも【後ろ紐】
《「うしろひぼ」とも》 1 袴(はかま)の後部につけた紐。 2 着物の後ろに縫いつけ、前に回して結ぶようにした紐。 3 2をつけた衣服を着ている幼いとき。小児期。「姉は父御(ててご)の孫(そん)...
うちたれ‐がみ【打(ち)垂れ髪】
結い上げないで垂らした髪。中古・中世の女性や小児の普通の髪形。
えき‐り【疫痢】
赤痢のうち、小児にみられる重症型のもの。顔面蒼白・血圧低下・ひきつけ・意識混濁などの症状を呈する。経過が急で死亡率が高いことから「はやて」ともよばれた。近年、発病はまれ。小児赤痢。《季 夏》
エス‐エス‐ピー‐イー【SSPE】
《subacute sclerosing panencephalitis》麻疹(はしか)に感染後、数年から十数年の潜伏期を経て発病する進行性の難病。麻疹ウイルスによるスローウイルス感染症で小児に...
エンテロウイルス【enterovirus】
ポリオウイルス・コクサッキーウイルス・エコーウイルスなどの総称。通常は感染しても無症状、または軽度の下痢程度で治癒するが、時に小児麻痺(まひ)・ヘルパンギーナや手足口病・小児下痢症などを起こすこ...
エーラスダンロス‐しょうこうぐん【エーラスダンロス症候群】
《Ehlers-Danlos syndrome》小児慢性特定疾患の一つ。国の指定難病に登録されている。先天的な結合組織の異常で、皮膚の過弾力性、関節の過伸展、血管の脆弱(ぜいじゃく)性が特徴。EDS。
おう‐せん【黄癬】
黄癬菌という真菌の感染によって起こる皮膚病。栄養不良の小児の頭の毛根周囲に小さな膿疱(のうほう)ができて毛が抜ける。
おとぎ‐ぼうこ【御伽這子/御伽婢子】
天児(あまがつ)の一。白い練り絹で綿をくるんで、小児の姿に作り、黒糸を髪として左右に垂らした人形。小児の魔よけとした。 [補説]書名別項。→御伽婢子
お‐まる【御丸/御虎子】
《「まる」は、大小便をする意の動詞「放(ま)る」から》病人や小児が使う、持ち運びのできる便器。おかわ。
オレアンドマイシン【oleandomycin】
マクロライド系抗生物質の一つ。小児の呼吸器感染症や異型肺炎に効力があり、副作用も少ない。放線菌の一種から発見された。