こ‐がまえ【小構え】
[名・形動ナリ]規模が小さいこと。小規模。「—に商買(しゃうばい)もなりさうなほど」〈浮・禁短気・六〉
こ‐がみ【小紙】
紙切れ。また、鼻紙用の下等な紙。「返しとおぼしくて—に書きつけ」〈仮・御伽婢子・一二〉
こ‐がも【小鴨】
カモ科の鳥。全長約38センチ、日本のカモ類では最小。雄は背が灰色がかった色で、顔は茶色、目の後方が緑色。雌は全体に淡褐色。冬鳥として各地の池沼に渡来するが、北日本では繁殖するものもある。たかぶが...
こ‐がら【小柄】
[名・形動] 1 体格が普通より小さいこと。また、そのさま。「—な女性」⇔大柄。 2 模様や縞(しま)柄が細かいこと。また、そのさま。⇔大柄。
こ‐がら【小辛】
七味唐辛子の、辛味の少ないもの。
こ‐がら【小雀】
シジュウカラ科の鳥。全長13センチくらい。背は灰褐色、腹とほおは白く、頭・のどが黒い。日本では九州以北の山地にすむ。《季 夏》「朝凪や—のとまるみをつくし/蓼太」
こ‐がらす【小烏】
小さなカラス。 平家重代の名刀の名。小烏丸。現在は宮内庁蔵。
こがらす‐づくり【小烏造(り)】
日本刀の造り込みの一様式。切っ先の部分だけが両刃のもので、この形式の名刀小烏にちなむ呼称。平安時代に流行した。
こがら‐め【小雀め】
コガラの古名。「並びゐて友を離れぬ—の塒(ねぐら)に頼む椎(しひ)の下枝」〈山家集・下〉
こ‐がわせ【小為替】
1 旧制の郵便為替の一。為替振出請求書を必要とせず、為替金と為替料とを郵便局の窓口に出せば小為替証書が交付された。昭和26年(1951)廃止。 2 「定額小為替」の略。