しゃく‐びょうし【笏拍子/尺拍子】
神楽(かぐら)や催馬楽(さいばら)などで用いる打楽器。長さ約36センチの笏を縦に二つに割ったもの。主唱者が両手に持って打ち合わせる。さくほうし。
尺(しゃく)も短(みじか)き所(ところ)あり寸(すん)も長(なが)き所(ところ)あり
《「楚辞」卜居から》尺でも短くて足りない場合があり、寸でも長すぎる場合がある。事柄によっては賢者も劣ることがあり、愚者が勝る場合もあるというたとえ。
しゃく‐ろく【尺六】
1尺6寸(約48.5センチ)の幅や長さ。また、その幅や長さのあるもの。「—の板」
尺(しゃく)を打(う)・つ
「尺を取る」に同じ。
尺(しゃく)を取(と)・る
物差しで長さを測る。尺を打つ。「反物の—・る」
尺(しゃく)を枉(ま)げて尋(ひろ)を直(の)ぶ
《「孟子」滕文公下から》1尺を曲げてでも8尺をまっすぐにする意。大のためには小を犠牲にすることのたとえ。
しゃっ‐かく【尺蠖】
シャクトリムシの別名。
しゃっ‐かく【尺角】
断面が1尺(約30.3センチ)四方の材木。
尺蠖(しゃっかく)の屈(かが)めるは伸(の)びんがため
《「易経」繋辞下から。尺蠖はシャクトリムシの別名》将来の成功のために一時の不遇に耐えることのたとえ。
しゃっかん‐ほう【尺貫法】
日本古来の度量衡法。長さの単位を尺、容積の単位を升、質量の単位を貫とする。明治以降メートル法と併用されてきたが、昭和34年(1959)原則として廃止され、昭和41年(1966)以後メートル法に統...