あぎに【阿耆尼】
⇒アグニ
あま【尼】
《発音は梵ambā(母)からといい、表記は「比丘尼(びくに)」の「尼」を用いたもの》 1 仏門に入った女性。比丘尼。 2 キリスト教で、修道院に入った女性。修道女。 3 (「阿魔」とも書く)女性...
いせ‐びくに【伊勢比丘尼】
元禄年間(1688〜1703)から、伊勢寺の勧進と称して、尼姿で諸地方をめぐっていた遊女。
いちいん‐だらに【一印陀羅尼】
仏語。手に一つの印契を結び、口で一つの呪文(じゅもん)を唱えること。一印呪。
うきよ‐びくに【浮世比丘尼】
尼僧の形で売春をした者。「この所も売り子、—のあつまり」〈浮・一代男・三〉
うた‐びくに【歌比丘尼】
近世、歌念仏を歌って歩いた比丘尼。のちには売春する者も現れた。勧進比丘尼。
うはつ‐の‐あま【有髪の尼】
1 仏門に入っていながら髪を剃らないでいる女性。 2 未亡人のこと。
えとき‐びくに【絵解き比丘尼】
歌念仏を歌い、地獄・極楽など六道の絵解きをしながら勧進して回った熊野(くまの)比丘尼。のちには、遊女同然となった。歌比丘尼。勧進比丘尼。
かんじん‐びくに【勧進比丘尼】
⇒歌比丘尼(うたびくに)
くち‐あま【朽ち尼】
老いぼれた尼。「なにがしが母なる—の侍るを」〈源・夢浮橋〉