なきあま【泣尼】
狂言。説法を頼まれた僧が、泣尼と異名をとる老尼を法事に雇い泣かせようとするが、法談の最中に居眠りをしてしまい、あげくに布施の取り分で僧と争う。
に【尼】
[名]《「比丘尼」の略》出家して戒を受けた女性。あま。 [接尾]出家した女性の名の下に添えて用いる。「蓮月—」
に【尼】
[常用漢字] [音]ニ(呉) ジ(ヂ)(漢) [訓]あま 〈ニ〉 1 あま。「尼僧/禅尼・僧尼・老尼」 2 外国語の音訳字。「尼港/摩尼・牟尼(むに)」 [補説]1も梵語の音訳字で「比丘尼(び...
に‐こう【尼公】
尼になった高貴の女性を敬っていう語。あまぎみ。
にこう‐じけん【尼港事件】
シベリア出兵中の大正9年(1920)、ソ連のパルチザンが尼港で日本人捕虜などを殺害した事件。日本の世論は激高し、日本軍は事件解決まで北樺太(からふと)を保障占領した。
ニコラエフスク‐ナ‐アムーレ【Nikolaevsk-na-Amure/Николаевск-на-Амуре】
ロシア連邦東部、アムール川河口近くの河港都市。1850年に軍事拠点として建設。ロシア内戦中の1918年、日本軍によって一時占領されて尼港(にこう)とよばれた。→尼港事件
にじゅうご‐ぼさつ【二十五菩薩】
阿弥陀仏を念じて往生を願う者を浄土に迎える25体の菩薩。観世音・勢至・薬王・薬上・普賢(ふげん)・法自在王・獅子吼(ししく)・陀羅尼(だらに)・虚空蔵・徳蔵・宝蔵・山海慧(さんかいえ)・金蔵・金...
に‐そう【尼僧】
1 出家して仏道に入った女性。比丘尼(びくに)。尼(あま)。 2 カトリック教会の修道女。
ににんびくに【二人比丘尼】
仮名草子。2冊。鈴木正三(しょうさん)作。寛永9年(1632)ごろの刊か。戦乱で夫に死別した二人の尼により、仏の道を説く。
にょ‐そう【女僧】
女性の僧侶。尼(あま)。比丘尼(びくに)。