あま‐ごしょ【尼御所】
⇒比丘尼御所(びくにごしょ)
あま‐ごぜん【尼御前】
尼を敬っていう語。あまごぜ。あまぜ。「—とはかしづき呼ばはれけるを」〈盛衰記・一二〉
あま‐ぜ【尼前】
「あまごぜん(尼御前)」の略。「—、我をばいづちへ具して行かんとするぞ」〈平家・一一〉
あま‐そぎ【尼削ぎ】
1 尼になった女性が、髪を首か肩の辺りで切りそろえること。そぎあま。 2 昔の女児の髪形の一。尼のように髪を首か肩の辺りで切りそろえたもの。「生(お)ほす御髪(みぐし)、—のほどにてゆらゆらとめ...
あまだな【尼店/尼棚】
東京都中央区日本橋室町1丁目付近の江戸時代の通称。塗り物問屋が多数あった。尼ヶ崎店。
あまっ‐ちょ【尼っちょ】
「尼っ子」に同じ。
あま‐でら【尼寺】
1 尼僧の住む寺。比丘尼寺(びくにでら)。 2 カトリックで修道女が住む修道院。
あまでら‐ごさん【尼寺五山】
室町時代に、禅宗五山の制度にならって定められた、京都と鎌倉の各5か所の禅宗の尼寺。京都の景愛寺・通玄寺・檀林(だんりん)寺・護念寺・恵林(えりん)寺、鎌倉の東慶寺・太平寺・国恩寺・護法寺・禅明寺...
あま‐にゅうどう【尼入道】
在家のまま剃髪(ていはつ)して仏門に入った女性。尼女房。
あま‐ひめぎみ【尼姫君】
浜松中納言物語の登場人物。左大将の長女で、中納言と結婚し、女児を産む。のち、夫が唐へ渡っているうちに出家して尼となる。