いい‐わ・く【言ひ分く】
[動カ四] 1 筋道を立てて言い聞かせる。事実をはっきりと述べる。「我が領ずる庄々、はた多かれど、たれかは—・く人あらむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 命令して、人手を手もとから分けて派遣する。「尼君...
いけのもくず【池の藻屑】
江戸中期の歴史物語。14巻。荒木田麗女(あらきだれいじょ)著。明和8年(1771)成立。増鏡のあとを受けて、後醍醐天皇から後陽成天皇まで14代270年間の歴史を、老尼が物語る体裁をとる。
いざよいにっき【十六夜日記】
鎌倉中期の紀行。1巻。阿仏尼(あぶつに)著。実子藤原為相(ためすけ)と継子為氏(ためうじ)との領地相続争いの訴訟のために、弘安2年(1279)、京都から鎌倉へ下った時の旅日記と鎌倉滞在中の記録。...
いせ‐びくに【伊勢比丘尼】
元禄年間(1688〜1703)から、伊勢寺の勧進と称して、尼姿で諸地方をめぐっていた遊女。
いっしゅう‐かまえ【一宗構】
江戸時代、僧尼が所属の宗門から追放されること。
いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょうか」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉 3 (子を二世、孫を三世というのに対し)その人の...
いづな‐つかい【飯綱使い】
1 古くから起こり、中世以後に流行した妖術。また、それを使う人。信州飯綱(いいづな)神社に起源をもつともいわれ、荼枳尼天(だきにてん)を祭り、管狐(くだぎつね)を使って魔術を行ったという。 2 ...
いな‐がわ【猪名川】
大阪府西北部と兵庫県南東部の府県境を流れる川。淀川水系の一。丹波高地の大野(おおや)山(標高754メートル)に源を発し、南流して尼崎(あまがさき)市と大阪府豊中市の境で神崎(かんざき)川に合流。...
いなの【猪名野】
兵庫県伊丹市から尼崎市にかけての猪名川沿いの地域。古来、名勝の地で、笹の名所。[歌枕]「しなが鳥—を来れば有間山夕霧立ちぬ宿りはなくて」〈万・一一四〇〉
インドネシア【Indonesia】
東南アジアにある国。正称、インドネシア共和国。スマトラ・ジャワ・バリなどのスンダ列島、カリマンタン・スラウェシ島、モルッカ諸島、ニューギニア島西半部などからなる。首都ジャカルタ。住民の多くはイ...