うらぼん‐さい【盂蘭盆斎】
盂蘭盆に、僧や尼に食物を供養すること。盂盆斎。
うり‐こ【売(り)子】
1 雇われて、商品を店先で売ることを仕事とする人。また、列車内・駅・劇場などで商品を売り歩く人。 2 商家で、商品を行商する使用人。 3 男色を売る者。若衆。「この所も、—、浮世比丘尼のあつまり...
えいしょう‐じ【英勝寺】
神奈川県鎌倉市にある浄土宗の尼寺。山号は東光山。開創は寛永13年(1636)、開山は玉峯清因(ぎょくほうせいいん)(徳川頼房の娘)で、代々水戸徳川家の娘が住持となる。阿仏尼の墓がある。
えこう‐もん【回向文】
日常の勤行(ごんぎょう)や法会(ほうえ)の終わりに、修めた功徳を一切衆生(いっさいしゅじょう)に振り向けるために唱える願いの経文。ふつう偈頌(げじゅ)または陀羅尼(だらに)を唱える。回向偈(えこ...
えちぜんかがかいがん‐こくていこうえん【越前加賀海岸国定公園】
石川県加賀市の尼御前(あまごぜん)岬から福井県敦賀(つるが)市の杉津(すいづ)に至る海岸を占める国定公園。東尋坊・越前岬などがある。
えとき‐びくに【絵解き比丘尼】
歌念仏を歌い、地獄・極楽など六道の絵解きをしながら勧進して回った熊野(くまの)比丘尼。のちには、遊女同然となった。歌比丘尼。勧進比丘尼。
えほんたいこうき【絵本太功記】
浄瑠璃。時代物。13段。近松柳・近松湖水軒・近松千葉軒の合作。寛政11年(1799)初演。「絵本太閤記」などをもとにしたもので、10段目「尼ヶ崎」(通称「太十(たいじゅう)」)が有名。太功記。
えんきり‐でら【縁切り寺】
江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込み寺。駆け入り寺。
おあんものがたり【おあむ物語】
《「おあん」は尼の敬称》江戸前期の見聞記。1冊。享保初年(1716)ごろまでに成立か。石田三成の家臣山田去暦の娘が、美濃大垣城で見聞した関ヶ原の戦いのようすを、尼になってから子供たちに語った追憶...
おこない‐すま・す【行い澄ます】
[動サ五(四)] 1 自分だけが悟っているかのように振る舞う。もっともらしく、殊勝に振る舞う。気どる。「すっかり、—・した顔でいる」 2 ひたすら仏道を修行する。「尼が人の世に橋を隔て門を鎖して...