にょうどう‐スリングしゅじゅつ【尿道スリング手術】
《スリング(sling)は、吊り包帯の意》腹圧性尿失禁の治療法の一つ。特殊なテープで尿道を吊り支え、膀胱(ぼうこう)に腹圧がかかっても尿失禁を起こさないようにする。→TVT手術
にょうどう‐せん【尿道腺】
尿道の内壁にある小さな粘液分泌腺の総称。
にょうどう‐ぼうかん【尿道傍管】
⇒スキーン腺
にょうどう‐ぼうせん【尿道傍腺】
⇒スキーン腺
にょうどう‐りゅう【尿道瘤】
⇒骨盤臓器脱
にょうどく‐しょう【尿毒症】
腎臓の機能障害により、尿中のたんぱく質分解産物、特に窒素成分が十分体外へ出されないために起こる疾患。頭痛・嘔吐・不眠などを伴い、進行すると昏睡状態になる。
にょうどくしょうせい‐ぶっしつ【尿毒症性物質】
尿素窒素やクレアチニンなど本来は尿として排出される物質。腎臓の機能が低下すると体内に蓄積し尿毒症を引き起こす。
にょう‐のう【尿嚢】
脊椎動物の羊膜類の発生中の胚(はい)にできる、内胚葉と中胚葉からなる袋状のもの。初めは排泄物を満たすが、のちに爬虫(はちゅう)類・鳥類では呼吸器官として働き、哺乳類では胎盤の一部を形成する。
にょう‐へい【尿閉】
膀胱(ぼうこう)内にたまった尿をうまく排出できない状態。膀胱や尿道の神経の障害、尿路結石や前立腺肥大のため尿道が狭くなった場合にみられる。
にょうほう‐しょう【尿崩症】
異常に多量の尿を排出する病気。脳下垂体後葉からの抗利尿ホルモンの分泌不足が原因となる(中枢性尿崩症)。また、腎臓の機能障害によって抗利尿ホルモンの作用が低下するために起こるもの(腎性尿崩症)もある。