いなか‐しばい【田舎芝居】
1 田舎で催される素人の演劇。 2 地方の小都市や村などで、旅回りの役者が演じる芝居。江戸時代、江戸・大坂・京都の三都の役者が修業のために地方で興行した場合もいう。 3 設備が不完全で演技もへた...
いなり‐どりい【稲荷鳥居】
鳥居の形式の一。柱と島木(しまぎ)との間に台輪(だいわ)を入れ、柱下に亀腹(かめばら)をつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする。→台輪
いぬ‐い【犬居】
犬が座っている姿勢。人がしりもちをついた姿や、両手を地面について座り込んでいるようすをいう。「童が腹巻きの引き合はせをあなたへつっと射ぬかれて、—に倒れぬ」〈平家・一一〉
いん‐きょ【隠居】
[名](スル) 1 官職・家業などから離れて、静かに暮らすこと。また、その人。民法旧規定では、戸主が生前に家督を相続人に譲ることをいう。「社長のポストを譲って—する」「御—さん」 2 俗世を離れ...
う【居/坐】
[動ワ上二]《動詞「ゐ(居)る」(上一)の古形で終止形だけが残存するが、上二段活用と考えられる》すわる。いる。「たまきはる我が山の上に立つ霞立つともうとも君がまにまに」〈万・一九一二〉
うさ‐とりい【宇佐鳥居】
鳥居の一形式。丸柱が垂直に立ち、笠木と島木の反りが強く、木口が斜めに切られ、檜皮葺(ひわだぶ)きの屋根をかけたもの。額束(がくづか)はない。宇佐神宮のものが代表例。八幡鳥居(はちまんどりい)。
えい‐ちっきょ【永蟄居】
江戸時代、武士・公家に対する刑罰の一。終身にわたって出仕・外出を禁じ、謹慎させたもの。
えん‐きょ【燕居】
《「燕」はやすらう意》仕事をしないで、くつろいで過ごすこと。「地頭の出仕も相やめ、—せる川勝」〈浄・聖徳太子〉
おお‐しばい【大芝居】
1 規模の大がかりな芝居。また、名優が多く出演する芝居。 2 目的を遂げるために、運を天にまかせて行う、人目を欺くはかりごと。「—を打つ」 3 江戸時代、幕府公許の劇場。江戸では、中村・市村・森...
おででこ‐しばい【御出木偶芝居】
江戸三座以外の小芝居。おででこを用いた大道芸から発達したのでいう。