やましな‐りゅう【山科流】
衣紋(えもん)の流派。室町時代から山科家がつかさどった装束の製作・着用法。天皇・皇太子の装束調進・衣紋は原則としてこの流儀で行われている。→高倉流
山師(やまし)の玄関(げんかん)
《山師は玄関を特にりっぱにするところから》外観ばかりがりっぱなこと。
やま‐しみず【山清水】
山にわき出る清水。《季 夏》「—ささやくままに聞入りぬ/たかし」
やま‐しゃくやく【山芍薬】
ボタン科の多年草。山地の林内に生え、高さ約50センチ。葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。4〜6月、白い花を上向きに半開きにつけ、花びらは5〜7枚あるが、萼(がく)は3枚。くさぼたん。
やま‐しゅう【山衆/山州】
下級の遊女。茶屋女。やましゅ。「言ひたいことも—の手前、客の手前も量りかね」〈浄・女腹切〉
やま‐しょうびん【山翡翠】
カワセミ科の鳥。全長28センチくらい。頭は黒、胸は白、背が青藍色で、腹と太いくちばしと脚が赤色。中国・東南アジアにみられ、日本では迷鳥。
やま‐しょく【山食】
《「山型食パン」の略》イギリスパンのこと。
やましろ【山城】
旧国名の一。五畿に属し、現在の京都府南東部にあたる。古くは「山背」と書いた。城州。
やましろ‐おんせん【山代温泉】
石川県加賀市山代にある温泉。泉質は単純温泉・硫酸塩泉。付近に九谷焼窯元や万松園がある。
やま‐しろぎく【山白菊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ30〜90センチ。葉は長楕円形で互生し、ざらつく。秋、中央が黄で周囲が白色の頭状花を多数開く。しろよめな。