かげとも‐の‐みち【山陽道】
山陽道(さんようどう)の古称。
くち‐なし【梔子/巵子/山梔子】
1 アカネ科の常緑低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でつやがある。夏、香りの高い白い花を開く。果実は熟すと黄赤色になり、染料とするほか、漢方では山梔子(さんしし)といい消炎・利尿...
くちなし‐いろ【梔子色】
1 クチナシの実で染めた、少し赤みがかった濃い黄色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏とも黄色のもの。
くちなし‐ぞめ【梔子染(め)】
くちなし色に染めること。また、その染め物。
くちなしのはな【くちなしの花】
小出粲(こいでつばら)の歌集。明治27年(1894)、「雪」「月」「花」の3分冊で刊行。
さんかん【山間】
[共通する意味] ★山の中。[英] among the mountains[使い方]〔山間〕▽山間の分校▽山間部〔山中〕▽人けのない山中〔山内〕▽山内深く分け入る[使い分け]【1】「山間」は、山...
さんがく【山岳】
[共通する意味] ★地上で著しく隆起した部分。[英] a mountain[使い方]〔山〕▽山に登る▽富士の山▽山の幸〔山岳〕▽山岳地帯▽山岳仏教▽山岳信仰[使い分け]【1】「山」が、一般的。【...
さんきょう【山峡】
[共通する意味] ★山と山との間の低くなった所。[英] a ravine[使い方]〔山峡〕(さんきょう)▽山峡のひなびた宿〔山峡〕(やまかい)▽山峡の村〔山間〕▽山間の学校[使い分け] いずれも...
さんさい【山妻】
[共通する意味] ★自分の妻を他人にへりくだっていう語。[英] my wife[使い方]〔愚妻〕▽愚妻が手料理でおもてなししたいそうです〔荊妻〕▽荊妻は病気で倒れた私をつきっきりで看病してくれた...
さんせき【山積】
[共通する意味] ★物が山ほどたまること。[英] a big pile[使い方]〔山積〕スル▽書類が机の上に山積している▽多くの問題が山積している〔山積み〕スル▽荷物が山積みにされている▽床に本...
さんかんとうさい【山簡倒載】
大酒飲みのこと。酒浸さけびたりの人。
さんがきんたい【山河襟帯】
自然の要害の堅固なことのたとえ。山が襟えりのように取り囲み、川が帯のように巡り流れる意から。
さんこうすいちょう【山高水長】
山が高くそびえ、川が長く流れるさま。高潔な人の功績や徳望が崇高で、長く人に仰がれることの形容。また、人の品性が高大で高潔なことの形容に用いられることもある。▽「山高」は山がどっしり高くそびえる意で、功績や徳望の高さを人から仰がれるたとえ。「水長」は川の水が絶えることなく流れる意で、長く尽きることのないたとえ。「山やまのごとく高たかく水みずのごとく長ながし」と訓読する。
さんこうやそく【山肴野蔌】
山野で採れる野菜や肉など。山の幸さち、野の幸さち。
さんしすいめい【山紫水明】
自然の風景が清浄で美しいこと。日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい意から。
さんじょう‐さま【山上様】
修験道(しゅげんどう)の開祖、役(えん)の行者のこと。
やました‐きよし【山下清】
[1922〜1971]画家。東京の生まれ。児童養護施設の八幡学園で貼り絵を始める。18歳のときに出奔、全国を放浪。数年後に戻るが、以降は旅をくり返す生活となる。優れた観察力と大胆な色づかいが高く...
やました‐しんたろう【山下新太郎】
[1881〜1966]洋画家。東京の生まれ。東京美術学校卒。パリでコランらに師事、ルノワールに傾倒し外光派の画風を確立。二科会・一水会の創立に参加。代表作に「窓際」「読書」「靴の女」など。昭和3...
やまのうえ‐そうじ【山上宗二】
[1544〜1590]安土桃山時代の茶人。堺の人。薩摩屋と号する商人で、千利休に茶を学び、豊臣秀吉に仕えた。のちに放逐され、諸国流浪ののち小田原の陣で再び秀吉と対面したが、不興をかい処刑されたと...
やまのうえ‐の‐おくら【山上憶良】
[660〜733ころ]奈良前期の官人・歌人。大宝2年(702)渡唐し、帰国後、伯耆守(ほうきのかみ)・東宮侍講・筑前守を歴任。思想性・社会性をもつ歌を詠んだ。万葉集に長歌・短歌・旋頭歌(せどうか...