そ【岨】
[音]ソ(呉) [訓]そば そわ 山が重なって険しい。そば立つ。「険岨(けんそ)」
そば【岨】
《「稜(そば)」と同語源。古くは「そわ」》山の切り立ったけわしい所。がけ、絶壁など。「ふるはたの—の立木にゐる鳩の友よぶ声のすごき夕暮れ」〈新古今・雑中〉
そわ【岨】
⇒そば(岨)
そば‐づたい【岨伝い】
《古くは「そわづたい」》険しい山道を伝って行くこと。また、道が険しいがけに沿っていること。「—に行く」「—の難路」
そわ‐づたい【岨伝い】
⇒そばづたい
そば‐みち【岨道】
《古くは「そわみち」》険しい山道。そばじ。「城趾(しろあと)へは…曲折(うね)った—を通って行くのであるが」〈二葉亭訳・あひゞき〉
そわ‐みち【岨道】
⇒そばみち