さこう‐しょう【砂鉱床】
岩石が風化・浸食されて運搬される過程で、有用鉱物が集中し、砂礫(されき)にまじって堆積(たいせき)した鉱床。漂砂鉱床。
さ‐すず【砂錫】
砂鉱床に産する錫石。錫石を含む鉱脈や岩石が風化され、流水や波の作用で運ばれるときに、重い錫石が集中して堆積(たいせき)したもの。錫の原料鉱石。
さ‐てつ【砂鉄】
岩石中の磁鉄鉱やチタン鉄鉱などが岩石の崩壊によって流され、河床・湖底・海底などに堆積(たいせき)したもの。鉄・チタンの原料。しゃてつ。
さ‐ばく【砂漠/沙漠】
雨量が極端に少ないため植物がほとんど育たず、岩石や砂礫(されき)からなる地域。サハラ・カラハリ・ゴビなど。 [補説]書名別項。→砂漠
さや‐みどろ【鞘味泥】
サヤミドロ科サヤミドロ属の緑藻の総称。湖水・池沼の岩石などに着生する、細い円筒状の細胞の連なった糸状体。葉緑体は網目状で、細胞の上端部に鞘状の膨らみがある。
さる‐ざけ【猿酒】
猿が木のうろや岩石のくぼみなどに蓄えておいた果実や木の実が自然発酵して酒のようになったもの。ましら酒。《季 秋》「—は夜毎の月に澄みぬらん/紅緑」
さん‐こつ【山骨】
山の土砂が崩れ落ちて岩石の露出した所。また、その岩。
さん‐しょり【酸処理】
天然ガスや石油を含む頁岩(けつがん)(シェール)層からシェールガスやシェールオイルを採取する水圧破砕法において、酸などの化学物質を混入した水を注入し、岩石や粘土鉱物を溶解することで、採取の効率を...
サーモバリック【thermobaric】
《ギリシャ語で「熱い」を意味するthermosと「重さ、圧力」を意味するbarosを合わせた造語》温度と圧力が比例して変化することなどを意味する語。例えば、海水の中を周囲より低温の水塊が沈降して...
ざんりゅう‐こうしょう【残留鉱床】
地表または地表付近で岩石が化学的風化を受け、可溶性成分が水に溶け去り、難溶性の有用鉱物が残留してできた鉱床。ボーキサイト鉱床は代表例。風化残留鉱床。