かわもと‐こうみん【川本幸民】
[1810〜1871]江戸末期の蘭学者。摂津の人。名は裕。医学のほか理化学・機械にも精通。三田藩医。のち、薩摩(さつま)藩校学頭・幕府洋書調所教授。著「気海観瀾広義」など。
かわ‐やしろ【川社】
昔、6月の大祓(おおはらえ)などに、川のほとりにつくった仮屋。榊(さかき)・篠竹(しのだけ)・神饌(しんせん)を置く棚を設け、神楽を奏して神を祭る。《季 夏》
かわ‐やつめ【川八つ目】
ヤツメウナギ科の魚。全長約60センチ。体は細長く、暗青色。胸びれ・腹びれはない。目の後方に七対のえらあなが1列に並ぶ。口は円形の吸盤状で、他の魚に吸着して食害。幼魚は川を下り成長期を海で過ごした...
かわ‐やなぎ【川柳】
1 川のほとりにある柳。ふつうネコヤナギをいう。かわやぎ。 2 ヤナギ科の落葉低木または小高木。葉は互生し、細長い楕円形もしくは披針形で裏が白い。雌雄異株。早春、葉より先に黄白色の花が穂状に咲く...
かわゆ‐おんせん【川湯温泉】
北海道川上郡弟子屈(てしかが)町の温泉。屈斜路(くっしゃろ)湖と摩周湖との中間にある。泉質は硫黄泉・酸性明礬(みょうばん)泉。
和歌山県田辺市にある温泉。泉質は単純温泉・炭酸水素塩泉。
かわ‐ゆか【川床】
納涼のため川の流れに張り出して設けた桟敷。多く、京都四条近辺の河原に設けるものをいう。かわどこ。ゆか。納涼床。《季 夏》
かわ‐よど【川淀】
川の水のよどんでいる所。
かわら【河原/川原/磧】
《「かわはら」の音変化》 1 川の流れに沿う平地で、ふだんは水の流れていない、石や砂の多い所。 2 京都の鴨川の河原。特に、四条河原。
かわら‐がよい【河原通ひ】
江戸時代、京都四条河原の芝居町・茶屋町へ芝居見物と称して若衆買いに通うこと。「毎日の—に」〈浮・胸算用・三〉
かわら‐げ【川原毛/瓦毛】
馬の毛色の名。灰白色・黄白色で、たてがみ・下肢・ひづめが黒いもの。