こうけん‐ざ【後見座】
能舞台で、後見が控えている場所。後座(あとざ)の後方部の向かって左手の隅、後見柱の右わきにあたる。
こくうぞう‐ぼさつ【虚空蔵菩薩】
《(梵)Ākāśa-garbhaの訳》虚空が無限に一切のものを蔵するように、その智慧と功徳(くどく)が広大無辺である菩薩。胎蔵界曼荼羅(まんだら)の虚空蔵院の主尊で、蓮華座に座し、五智宝冠を頂き...
こ‐つづみ【小鼓】
打楽器の一。鼓の小型のもの。能や長唄の囃子(はやし)などに用いる。右肩にのせ、左手で調べ緒を持って右手で打つ。小胴(こどう)。
こぶし‐あがり【拳上(が)り】
1 槍など、長い武器を持って構える際、その先端が、下がるように手もとを上げて持つこと。⇔拳下がり。 2 鉄砲や弓を構えるとき、前に突き出した左手のこぶしを上げて構えること。⇔拳下がり。
こぶし‐さがり【拳下(が)り】
1 槍など長い武器を持って構える際、その先端が手もとより上がるようにすること。⇔拳上がり。 2 鉄砲や弓などを構えるとき、前に突き出した左手のこぶしを下げて構えること。⇔拳上がり。
こんごう‐さく【金剛索】
不動明王や降三世明王などが左手に持っている綱。衆生(しゅじょう)をとらえて済度(さいど)することを象徴する。
こんごう‐さった【金剛薩埵】
大日如来と衆生とを結ぶ役目を果たす菩薩。真言密教の第二祖とされ、像は右手に五鈷杵(ごこしょ)、左手に五鈷鈴を持つ姿に表される。
こんごう‐どうじ【金剛童子】
《(梵)Kaṇikrodha; Vajra-kumāraの訳》密教の護法神。童形で怒りの相を表し、二臂(にひ)・六臂があり、二臂のものは左手に三鈷杵(さんこしょ)を持つ。阿弥陀仏の化身ともいう。
ごうま‐の‐いん【降魔の印】
仏教で、悪魔を降伏(ごうぶく)させるための印。左手をひざの上に置き、右手を垂らして地を指すもの。指地印。触地印。降魔印。
さ【左】
[音]サ(呉)(漢) [訓]ひだり [学習漢字]1年 〈サ〉 1 ひだり。「左岸・左記・左折・左右(さゆう)」 2 低い位。「左遷」 3 正しくない。「左道」 4 支え助ける。支えとなるもの。...