あま・い【甘い】
[形][文]あま・し[ク] 1 砂糖や蜜(みつ)のような味である。「あっちの水は苦(にが)いぞ、こっちの水は—・いぞ」→五味(ごみ) 2 塩けが少ない。辛くない。「味つけが幾分—・かったようだ」...
あやつ・る【操る】
[動ラ五(四)] 1 物を動かして使う。操作する。「櫓(ろ)を—・る」「人形を—・る」 2 うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を—・る」「三か国語を—・る」 3 意のままに人を動かす。特に...
あや‐ど・る【綾取る/操る】
[動ラ五(四)] 1 美しく飾る。特に、文章に修飾を施す。「華麗に—・られた文体」 2 たすきなどを斜め十文字に結ぶ。「紅い襷—・りながら」〈木下尚江・良人の自白〉 3 巧みに扱う。あやつる。「...
あや‐な・す【綾なす】
[動サ五(四)] 1 さまざまの美しいいろどりを示す。美しい模様をつくる。「錦(にしき)—・す木々」 2 (「操す」と書く)巧みに扱う。あやつる。「いろいろな男を—・した経験で」〈荷風・つゆのあ...
鞍上(あんじょう)人(ひと)無(な)く鞍下(あんか)馬(うま)無(な)し
巧みに馬を乗り回し、乗り手と馬とが一体になっているさま。
言(い)い得(え)て妙(みょう)
巧みに言い表しているさま。「バブル経済とは—だ」
いい‐かな・う【言ひ叶ふ】
[動ハ下二]巧みに表現する。「このごろの歌は一節(ひとふし)をかしく—・へたりと見ゆるはあれど」〈徒然・一四〉
いい‐くる・める【言い包める】
[動マ下一][文]いひくる・む[マ下二]《「いいくろめる」の音変化》言葉巧みに相手を信用させてだます。口先でまるめこむ。「まんまと—・められた」「黒を白と—・める」
いい‐こしら・える【言い拵える】
[動ア下一][文]いひこしら・ふ[ハ下二]その場のがれの口実を使う。うまく言いつくろう。「言葉巧みに—・えて責任を逃れる」
いい‐こな・す【言い熟す】
[動サ五(四)] 1 じょうずに言い表す。言葉巧みに言う。「一寸(ちょっと)したことをいかにも尤(もっと)もらしく—・して聞かせる」〈藤村・破戒〉 2 悪く言う。「いづれも気にいらぬ風情にてほめ...