さし‐とめ【差(し)止め】
やめさせること。禁止すること。「記事の—を食う」「出入り—になる」
さしとめ‐せいきゅうけん【差(し)止め請求権】
1 他人の違法な行為によって自己の権利を侵害され、あるいは侵害されるおそれのある者が、その行為の差し止めを請求することのできる権利。 2 株式会社の取締役が違法行為をするおそれがある場合に、株主...
さし‐と・める【差(し)止める】
[動マ下一][文]さしと・む[マ下二] 1 ある行為をやめさせる。禁止する。「新聞の発行を—・める」「出入りを—・める」 2 さおをさして船をとめる。「けふは難波に船—・めて」〈源・澪標〉
さし‐とら・す【差し取らす】
[動サ下二]受け取らせる。「ついかがまりて、—・せて」〈落窪・一〉
差(さ)し取(と)り引(ひ)き詰(つ)め
「差し詰め引き詰め」に同じ。「矢束ねくつろげ矢継早、—徒(あだ)矢もなく雨の如くに射懸くれば」〈浄・蝉丸〉
さし‐と・る【差し取る】
[動ラ四]手を差し出して取る。「密かにこの歯印を—・りつ」〈今昔・四・四〉
さし‐なお・す【差し直す】
[動サ四] 1 あるべきようにきちんと直す。「しどけなくうち乱れ給へるさまながら、紐(ひも)ばかりを—・し給ふ」〈源・葵〉 2 本来のあり方に直す。改める。「我が心過ちなくて、見過ぐさば、—・し...
さし‐なら・ぶ【差し並ぶ】
[動バ四]並ぶ。並んでいる。「—・ぶ隣の君はあらかじめ己妻(おのづま)離(か)れて」〈万・一七三八〉
[動バ下二]並ばせる。並べる。「大臣の御女三人后にて—・べ奉り給ふ事」〈大鏡・道長上〉
さし‐なわ【差(し)縄/指(し)縄】
1 馬の轡(くつわ)につけて引く縄。差し綱。小口縄。 2 罪人を縛る縄。捕り縄。
さし‐にない【差(し)担い】
前後二人で荷物などをかつぐこと。差し合わせ。さし。