さし‐がみ【差(し)紙/指(し)紙】
江戸時代、尋問や命令の伝達のため、役所から日時を指定して特定の個人を呼び出す召喚状。
さし‐き・る【差(し)きる/指(し)切る】
[動ラ五(四)] 1 (指し切る)将棋で、指し切りの状態になる。 2 競馬・競輪で、先行するものを追い込み、抜いてゴールに入る。「—・って優勝する」 3 急を要する。「—・ッタヤウガアル」〈日葡...
さし‐きん【差(し)金】
1 内金(うちきん)。手付け金。 2 不足を補うために出す金。
さし‐ぎ【差(し)木】
戸などが開かないように差し込む木。
さし‐ぎちょう【差し几帳】
昔、貴婦人が外出する際、顔を隠すために左右の従者に几帳をささげて歩かせたこと。また、その几帳。歩障(ほしょう)。
さし‐く・む【差し汲む】
[動マ四]手を伸ばして汲む。「雲居より胡竹(こちく)の声を聞くなべに—・むばかり見ゆる月影」〈かげろふ・中〉
さし‐くも・る【差し曇る】
[動ラ四]曇る。「時雨にも雨にもあらぬ初霧のふるにも空は—・りけり」〈夫木・一〇〉
さし‐く・る【差し呉る】
[動ラ下二]馬の手綱をゆるめる。「伏し木、悪所をきらはず、—・れてこそ歩ませけれ」〈曽我・一〉
さし‐く・る【差(し)繰る】
[動ラ五(四)]予定・時間などをやりくりして都合をつける。繰り合わせる。「予定を—・って出席する」 [可能]さしくれる
さし‐くわ・える【差(し)加える】
[動ア下一][文]さしくは・ふ[ハ下二]あとから加える。付け加える。「会則に一項を—・える」