うぬ‐ぼれ【自惚れ/己惚れ】
うぬぼれること。また、その気持ち。おのぼれ。「—が強い」
うぬぼれ‐かがみ【自惚れ鏡】
《容貌が実際よりも美しく映るところからという》江戸時代、従来の和鏡に対して、ガラスに水銀を塗った懐中鏡。ビードロ鏡。
うぬぼれ‐や【自惚れ屋】
うぬぼれの強い人。実際以上に自分がすぐれていると思い込んでいる人。
うぬ‐ぼ・れる【自惚れる/己惚れる】
[動ラ下一][文]うぬぼ・る[ラ下二]《自分自身に惚(ほ)れる意》実際以上に自分がすぐれていると思い込んで得意になる。「有能だと—・れる」
おの‐ぼれ【己惚れ】
「うぬぼれ」に同じ。「そういうと、—になるようですが」〈漱石・こゝろ〉
おの‐ぼ・れる【己惚れる】
[動ラ下一]「うぬぼれる」に同じ。「あの方は少し—・れ過ぎてる所があるのよ」〈漱石・明暗〉