まつさか【松坂】
1 越後を中心に東北地方に分布する祝い歌。土地により松坂節・荷方(にがた)節・謙良(けんりょう)節などとよばれる。 2 北陸から九州地方まで広く分布する盆踊り歌。1が広まって変化したものとも、伊...
まつ‐たけ【松茸】
キシメジ科のキノコ。秋、主にアカマツ林に生え、輪状に並んで出る。傘の表面は茶色、裏面は灰白色で、初め半球形から平らに開き、直径約10センチ。独特の芳香があり、食用キノコ中の最上のものとして珍重さ...
まつのまだら‐かみきり【松の斑天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長3センチくらい。前翅(まえばね)に黒と白の斑がある。成虫は5〜9月に出現し、松の枯れ枝に産卵。幼虫は松の材部を食害する。また成虫はマツノザイセンチュウを媒介。本州以南に分布。
まつ‐のり【松海苔】
ムカデノリ科の紅藻。満潮線近くの岩上に生え、高さ約5センチ。基部は円柱状で先のほうは平たく、二またによく分枝する。本州中部以南に分布。食用。《季 春》
まつまえ‐づけ【松前漬(け)】
細切りのするめと昆布にニンジンや数の子を加え、醤油とみりんで漬け込んだもの。
まつ‐むし【松虫】
1 直翅(ちょくし)目マツムシ科の昆虫。コオロギ類の一種。体長2センチくらい、淡褐色で、触角が長い。雌は錐(きり)状の長い産卵管をもつ。雄は発音器のある幅広い翅(はね)をもち、ススキなどの根際で...
まつむし‐がい【松虫貝】
タモトガイ科の巻き貝。潮間帯の海藻の間などにすむ。貝殻は紡錘形で、殻高2センチほど。殻表は滑らかで、白に褐色の網目模様がある。本州以南に分布。
まつり‐ぐけ【纏り絎】
洋裁で、布端を始末する技法。裏に折った折り山から針を出し、表地の織り糸をわずかにすくい、縫い目が表に目立たないように縫い付けていく方法。和裁では、折り山をしっかり押さえたいときに用いる。まつり縫い。
まとう‐だい【的鯛】
マトウダイ目マトウダイ科の海水魚。泥底にすみ、全長約50センチ。体は卵円形で著しく側扁し、背びれの棘条(きょくじょう)が発達。全体に暗灰色で、体側中央部に円形の黒色斑があり、的を思わせる。本州以...
まと‐かわ【的皮】
日本の弓術で、的の後ろに張る布や皮。