ほ‐づな【帆綱】
帆の上げ下ろしなどに用いる綱。
ほ‐て【帆手】
帆を帆桁に結びつける綱。一説に、帆に張る布。「追い風の吹きぬるときは行く船の—打ちてこそうれしかりけれ」〈土佐〉
ほ‐ぬの【帆布】
船の帆に用いる厚い布。はんぷ。
ほ‐ばしら【帆柱/檣】
帆船の、帆を張るための柱。マスト。
ほばしら‐だち【帆柱立ち】
まっすぐ立つこと。「—につっ立ちしはただ木像の如くなり」〈浄・松風村雨〉
ほびき‐あみ【帆引き網】
帆に受ける風の力を利用して網を引く漁法。
ほ‐ぶね【帆船】
帆掛け船。はんせん。
ほべつ‐うんじょう【帆別運上】
江戸時代、廻船に対し、帆の反数(たんすう)に応じて賦課された雑税。
ほまえ‐せん【帆前船】
風の力を利用して進む洋式帆船(はんせん)。幕末期に和式帆船に対していった。
ほ‐まち【帆待ち】
1 江戸時代、運賃積み船の船乗りが契約以外の荷物の運送で内密の収入を得ること。また、その収入。ほまちがね。 2 (「外持」「私持」などとも当てて書く)臨時に入る個人的な収入。また、個人的にひそか...