てん‐ぱん【展帆】
[名](スル)帆船が帆を張ること。「総帆—」
はん【帆】
[常用漢字] [音]ハン(漢) [訓]ほ 〈ハン〉 1 船のほ。「帆影・帆船/順風満帆」 2 帆かけ船。船。「帰帆・孤帆」 3 ほをあげて走る。「帆走/出帆」 〈ほ〉「帆柱/白帆」
ふう‐はん【風帆】
風をはらんでふくれた帆。
ほ【帆】
1 帆柱に高く張り、風を受けて船を進ませる船具。張る方向により横帆(おうはん)と縦帆(じゅうはん)がある。セール。「風に—をはらませる」「順風に—を上げる」 2 紋所の名。1を図案化したもの。
ほん‐ぽ【本帆】
和船の船体中央の帆柱に張る大きな帆。
ま‐ほ【真帆】
《「まぼ」とも》追い風を全面に受けて十分に張った帆。→片帆(かたほ)
まん‐ぱん【満帆】
帆をいっぱいに張ること。また、帆いっぱいに風をはらむこと。「順風—」
や‐ほ【弥帆/矢帆】
《「や」は重ねる意。本帆に対して重ねてかけるところから》大船のへさきに張る、小さな補助帆。「帆柱を吹き折られて、—にて馳(は)する舟もあり」〈太平記・二〇〉