フルシュカ‐ゴラ【Fruška Gora】
セルビア北部、ボイボディナ自治州の丘陵地帯。15世紀から16世紀にかけてオスマン帝国支配の下で建てられたクルシェドル修道院をはじめとする、多数の修道院があり、セルビア正教の聖地として知られる。
フルダーバード【Khuldabad】
インド西部、マハラシュトラ州の町。アウランガーバードの北西約20キロメートルに位置する。イスラム教の聖者の墓廟が多く残り、ムガル帝国第6代皇帝アウラングゼーブやその息子アザム=シャーも同地に埋葬...
フルバ‐シナゴーグ【Hurva Synagogue】
パレスチナ地方の古都エルサレムの旧市街(東エルサレム)、ユダヤ人地区を代表するシナゴーグ。18世紀初頭に建造され、数年後にオスマン帝国軍により破壊。19世紀半ばに再建されたが、第一次中東戦争で爆...
ふんしょ‐こうじゅ【焚書坑儒】
前213年、秦の始皇帝が行った、主として儒家に対する思想言論弾圧。民間にあった医薬・卜筮(ぼくぜい)・農事などの実用書以外の書物を焼き捨て、翌年、始皇帝に批判的な学者約460人を坑(あな)に埋め...
ブイヨン‐じょう【ブイヨン城】
《Château de Bouillon》ベルギー南部、リュクサンブール州の町ブイヨンにある城。スモア川沿いの市街を見下ろす高台に位置する。神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世の家臣で、第1回十字軍の指...
ぶくん‐し【武勲詩】
《(フランス)chanson de geste》中世フランスで作られた英雄叙事詩。「ローランの歌」などカール大帝と封建諸侯の武勲に取材したものが多い。
ブコビナ【Bukovina】
ヨーロッパ東部、カルパチア山脈とドニエストル川に挟まれた地域の歴史的呼称。オスマン帝国とロシア領を経て、オーストリアに併合。第二次大戦後のパリ条約によって、北部はソ連(現ウクライナ)、南部はルー...
ぶつじょう‐れんごう【物上連合】
《real union》同君連合の形態の一。複数の国や地域が同じ君主のもとで連合し、統一的な政府をもつこと。構成国・地域は独自の議会や内政機関をもつことが多いが、対外的には一つの国家とみなされる...
ブトリント【Butrint】
アルバニア南部のギリシャ国境近くにある遺跡。ギリシャの植民都市を起源とし、イオニア式の神殿や円形劇場などがつくられた。ローマ帝国に併合されると、その都市機能はさらに拡充。東ローマ帝国時代にはキリ...
ブドバ【Budva】
モンテネグロ南西部の都市。アドリア海に面する。海岸保養地として知られるブドバリビエラの中心地。古代ギリシャ、古代ローマの町があったほか、4世紀にわたってベネチア共和国の支配下に置かれた。旧市街は...