お‐うえ【御上】
1 主人の妻や目上の人の妻を敬っていう語。「いかなれば—にはかくあぢきなき御顔のみにて候ふぞやと」〈仮・是楽物語下〉 2 ㋐土間・庭に対して、畳の敷いてある部屋。座敷。「毎年お庭で舞ひまして、お...
扇(おうぎ)を請(う)・ける
芸事などで、奥義伝授の証(あかし)として、その流儀の扇を師匠から与えられる。
おうごん‐こみち【黄金小道】
《Zlatá ulička》チェコの首都プラハのプラハ城内にある細い石畳の小道。名称は神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が錬金術師を集めて住まわせたという伝説にちなむとされる。小説家フランツ=カフカの仕...
おう‐し【王師】
1 王の軍勢。官軍。「半蔵は—を迎える希望に燃えていた」〈藤村・夜明け前〉 2 帝王の師範。
おう‐しょう【鞅掌】
[名](スル)忙しく立ち働いて暇のないこと。「各々の職務に—していた」〈虚子・続俳諧師〉
おうしょう‐ぎむ【応召義務/応招義務】
医師が診察や治療を求められた際は、正当な理由なく拒否をしてはならないとする義務。医師法第19条に規定されている。
おう‐しん【往診】
[名](スル)患者やその家族の求めに応じて、医師が患者の家に行って診察すること。「週一回—してもらう」→宅診 →訪問診療
おうとうとキリスト【桜桃とキリスト】
長部日出雄による太宰治の評伝。副題「もう一つの太宰治伝」。平成14年(2002)刊行。太宰の前半生を描いた「辻音楽師の唄」の続編にあたり、太宰の後半生を描く。大仏次郎賞受賞。
おう‐どう【横道】
[名・形動] 1 人間としての正しい道に外れていること。また、そのさま。よこしま。邪道。「この思いもよらない出来事には、いくら—な良秀でも、ぎょっと致したのでございましょう」〈芥川・地獄変〉 2...
おうりょっこう‐ぶし【鴨緑江節】
大正年間(1912〜1926)に流行した俗謡の一。朝鮮の鴨緑江に出稼ぎに行った筏師(いかだし)が歌いはじめたもの。恵山鎮節。