きんじゅ‐ばん【近習番】
1 鎌倉幕府の職名。順番を定めて将軍に伺候(しこう)する役。 2 ⇒新番(しんばん)
きんちゅうならびにくげ‐しょはっと【禁中並公家諸法度】
江戸幕府の法令。金地院崇伝(こんちいんすうでん)起草。元和元年(1615)制定。正式名称は禁中方御条目。17条からなり、皇室・公家・門跡のありかたなどについて規定したもの。公家諸法度。
きん‐のう【勤王/勤皇】
《「きんおう」の連声(れんじょう)》天子のために忠義を尽くすこと。特に江戸末期、佐幕派に対し、天皇親政を実現しようとした思潮。また、その政治運動。尊王。「—の志士」
きん‐ぼし【金星】
1 相撲で、平幕の力士が横綱を倒したときの勝ち星。「—をあげる」 2 転じて、上位・格上の相手を倒すこと。また比喩的に、大きな手柄。殊勲。「名人を破る—」 [補説]さらに強調して「大金星」という...
きんもんごさんのきり【金門五山桐】
歌舞伎狂言。時代物。5幕。初世並木五瓶(なみきごへい)作。安永7年(1778)大坂角(かど)の芝居初演。盗賊石川五右衛門の話を脚色したもので、南禅寺山門の場がよく上演される。楼門(さんもん)五三桐。
きんり‐づき【禁裏付】
江戸幕府の職名。京都所司代の指揮下で、禁裏の会計・警衛を管掌し、朝廷・公家・女官などを監督した。
ぎ‐きょう【議卿】
鎌倉時代、幕府によって議奏に指名された公卿。ぎけい。
ぎ‐そう【義倉】
飢饉(ききん)に備えて穀類を蓄えておく制度。また、そのための倉。中国、隋代に始まり、日本では律令時代、雑税の一種として収納、備蓄用に当てた。江戸時代の幕府・諸藩の特別課徴および義捐(ぎえん)によ...
ギューゲスとそのゆびわ【ギューゲスとその指輪】
《原題、(ドイツ)Gyges und sein Ring》ヘッベルの戯曲。5幕の悲劇。1856年刊行、著者没後の1889年に初演。
ぎょうしょこふんちょう【行書孤憤帖】
幕末から明治期にかけて活躍した漢学者・書家の長三洲の著作。行書の習字のための文字の見本帖。明治28年(1895)刊行。孤憤帖。