くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。 大仏次郎(おさらぎじろう)の小説。大正13年(1924)から昭和40年(1965)にかけて四十数編...
くら‐やく【倉役】
室町時代、幕府・諸大名が土倉(どそう)・質屋に課した税。土倉役。
くら‐やしき【蔵屋敷】
江戸時代、幕府・諸大名・寺社などが年貢米・特産物などを収納し、販売・換金するために設けた邸。大坂・江戸・京都・大津・敦賀・酒田・長崎などにあり、特に大坂に多かった。
くら‐やど【蔵宿】
1 倉敷料を取って貨物を置かせる所。 2 江戸時代、浅草の幕府の米蔵付近に住んだ札差(ふださし)。 3 大坂の納め宿の異称。
くらやど‐し【蔵宿師】
江戸時代、旗本・御家人などに雇われて、札差との間の金の貸借についての談判にのぞんだ者。主に浪人で、幕府はこれを取り締まった。また、札差もこれに対抗して屈強な者をおいた。
クリストフおうのひげき【クリストフ王の悲劇】
《原題、(フランス)La Tragédie du roi Christophe》セゼールの戯曲。1963年発表。3幕。1964年、ザルツブルグ演劇フェスティバルにおいてジャン=マリー=セローの演...
くるえるたましい【狂える魂】
《原題、(フランス)L'Âme en folie》キュレルの戯曲。3幕。1919年、パリで初演。
くるま‐にんぎょう【車人形】
特殊な操法(そうほう)の人形芝居で、三人遣いの人形を車仕掛けの箱に腰掛けて一人で操るもの。幕末ごろに西川古柳が創始。地は主に説経節。東京都八王子市に現存。
くるみわりにんぎょう【胡桃割り人形】
《原題、(ロシア)Shchelkunchik》チャイコフスキー作曲のバレエ音楽。2幕。台本はE=T=A=ホフマンの童話に基づくもの。1892年ペテルブルグで初演。
くるわぶんしょう【廓文章】
浄瑠璃。安永9年(1780)成立。寛政5年(1793)大坂大西芝居初演。近松門左衛門作「夕霧阿波鳴渡」吉田屋の段の書き換え。 歌舞伎狂言。世話物。一幕。文化5年(1808)江戸中村座初演。...