ごばん‐かた【五番方】
江戸幕府の大番・書院番・小姓組番・新番・小十人組の総称。
ごひんえどまわし‐れい【五品江戸廻令】
万延元年(1860)江戸幕府が出した流通統制令。開港後の江戸の諸物価高騰に対処するため、主要輸出品の雑穀・水油・蝋(ろう)・呉服・生糸の5品を産地から横浜に直送することを禁じ、一度江戸の問屋へ回...
ごふく‐じょ【呉服所】
江戸時代、幕府・禁裏・大名家などに出入りして衣服類などを調達した呉服屋。金銀の融通もした。呉服師。
ごぼう‐の‐けいじ【五榜の掲示】
慶応4年(1868)、五箇条の御誓文発布の翌日に明治政府が民衆に対して出した5枚の高札。五倫の道の勧め、徒党・強訴・逃散やキリシタンの禁止など、旧幕府の民衆政策とかわらない内容であった。
ごもんめ‐ぎん【五匁銀】
江戸幕府が、明和2〜安永元年(1765〜72)の間に発行した長方形の銀貨。「銀五匁」の極印がある。明和五匁銀。
ごよう‐えし【御用絵師】
近世、幕府・諸大名などに召し抱えられた絵師。→奥絵師
ごよう‐きん【御用金】
江戸時代、幕府・諸藩が財政の不足を補うため、臨時に御用商人などに課した賦課金。
ごよう‐し【御用紙】
1 御用新聞。 2 江戸時代、幕府に納めた特漉きの紙。また、大名などに納めた紙。
ごよう‐しょうにん【御用商人】
1 宮中・官庁などへ用品を納めることを認可された商人。御用達(ごようたし)。 2 江戸時代、幕府・諸藩に出入りを許されて用品納入や金銀の調達などをした特権商人。御用達。
ごよう‐せん【御用船】
1 戦時などに政府や軍が徴発して軍事目的に使用した民間の船舶。 2 江戸時代、幕府・諸藩が必要に応じて運送を委託した船、または傭船。