ばはん【八幡】
《倭寇(わこう)が船旗に書いた八幡あるいは八幡大菩薩の神号を、「ばはん」と読んだところから生じた称ともいう》 1 倭寇の異称。 2 戦国時代、外国に対する海賊行為のこと。 3 江戸時代、国禁を犯...
ばん【幡】
《(梵)patākāの訳》仏・菩薩(ぼさつ)の威徳を示すための仏具で、法要や説法のとき、寺院の境内や堂内に立てる飾り布。三角形の首部の下に方形の身をつけ、その下に数本の脚を垂らしたもの。はた。
まん【幡】
⇒はん
やはた【八幡】
福岡県北九州市西部の地名。明治期に八幡製鉄所が開設されて以来、工業地として発展。八幡市から昭和38年(1963)北九州市八幡区となり、のち東西に分区。
やわた【八幡】
京都府南西部の市。石清水(いわしみず)八幡宮の門前町、淀川水運の河港として発達。住宅地化が著しい。八幡ゴボウの産地として知られた。人口7.4万(2010)。
千葉県市川市の地名。葛飾八幡宮(...
ゆみや‐はちまん【弓矢八幡】
[名]弓矢の神である八幡大菩薩(だいぼさつ)。武士が誓約するときの語。「—、氏の神も御照覧あれ」〈謡・檀風〉
[感] 1 《
にかけて誓って、の意》神かけて。誓って。「—寝はせねど」〈松の葉...
ゆみやわた【弓八幡】
謡曲。脇能物。世阿弥作。後宇多院の臣下が男山八幡宮の初卯(はつう)の神事に参詣すると、八幡宮の末社である高良(こうら)の神が現れ、八幡の神徳を説いて御代を祝う。