ひら‐うち【平打ち】
1 ひもを平たく編むこと。また、そのひも。平打ち紐(ひも)。→丸打ち 2 金属を打って平たく延ばすこと。また、その金属。 3 かんざしの一。銀などを平たく打って、花鳥などを透かし彫りにしたもの。...
ひらうち‐うどん【平打ち饂飩】
平たく幅広に切ったうどん。ひらうどん。
ひら‐が・る【平がる】
[動ラ四]からだを平たくする。ひれ伏す。「門の脇になん—・り居て侍る」〈今昔・四・二五〉
ひらぐけ‐おび【平絎帯】
帯芯を入れずに平たくくけた幅の狭い男帯。
ひら‐ざや【平鞘】
刀身の厚みに沿って、平たく薄く仕立てた鞘。→丸鞘
ひらた‐ぐも【平蜘蛛/扁蜘蛛】
クモの一種。体長約1センチ。体は平たく、頭胸部と脚は褐色、腹部は卵形で灰白色、背面に黒斑をもつ。人家などに普通にみられ、壁面に円形の白い巣を張る。
ひらた‐ぶね【平田舟】
舟べりを低く舟底を平たくつくった丈長の川舟。上代から近世まで貨客の輸送に用いた。時代・地域により種類が多い。
ひら・ぶ【平ぶ】
[動バ四]平たくなる。「掌を合はせて拝みて—・びゐぬ」〈発心集〉
[動バ下二]「平(ひら)める」に同じ。
ひら・む【平む】
[動マ四] 1 平たくなる。「手に—・める物さはる時に」〈竹取〉 2 ひれ伏す。平伏する。「宣旨(せんじ)ぞと仰すれば、—・んで飛び去らず」〈平家・五〉
[動マ下二]「ひらめる」の文語形。
ひら‐むぎ【平麦】
精白した麦を平たく押しつぶしたもの。押し麦。