ちょう
[連語]《格助詞「と」に動詞「い(言)う」の付いた「という」の音変化》…という。主に平安時代に入ってから和歌に用いられた。→ちゅう →とう「忍ぶれば苦しきものを人知れず思ふ—こと誰に語らむ」〈古...
ちょう‐か【長歌】
1 和歌の一体。5音と7音の2句を交互に3回以上繰り返し、最後を多く7音で止めるもの。ふつう、そのあとに反歌を添える。万葉集に多くみえ、平安時代以降は衰えた。ながうた。→短歌 2 編・章・句など...
ちょうかん【長寛】
平安末期、二条天皇の時の年号。1163年3月29日〜1165年6月5日。
ちょうきゅう【長久】
平安中期、後朱雀天皇の時の年号。1040年11月10日〜1044年11月24日。
ちょうげん【長元】
平安中期、後一条天皇・後朱雀天皇の時の年号。1028年7月25日〜1037年4月21日。
ちょうしゅうえいそう【長秋詠藻】
平安末期の私家集。3巻。藤原俊成作。治承2年(1178)成立、のち増補。六家集の一。
ちょうしょう【長承】
《「ちょうじょう」とも》平安後期、崇徳天皇の時の年号。1132年8月11日〜1135年4月27日。
ちょうじ【長治】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1104年2月10日〜1106年4月9日。
ちょうじゅうぎが【鳥獣戯画】
京都高山寺所蔵の絵巻。4巻。鳥羽僧正(覚猷)筆と伝える白描画。最も著名な第1巻は蛙・兎・猿などの遊戯するさまを擬人化して描き、平安時代12世紀の作。第2巻も同時期のもので、種々の鳥獣を活写、第3...
ちょう‐せん【庁宣】
1 平安時代、在京の国守が国衙(こくが)の在庁官人や留守所に指示を下す文書。国司庁宣。 2 検非違使(けびいし)別当が出す公文書。別当宣(べっとうせん)。 3 院の庁から出す公文書。院の庁下し文。