せい‐なん【靖難】
国の危難を鎮めること。兵乱を平定すること。「今や—の大業は、二将軍の手中に有り」〈竜渓・経国美談〉
せきび‐の‐らん【赤眉の乱】
中国、新末期の18年、王莽(おうもう)の失政から起きた農民の反乱。参加した者は眉(まゆ)を朱で染めて目印とした。27年、後漢の光武帝に平定された。赤眉の兵。
ぜんくねん‐の‐えき【前九年の役】
永承6年(1051)から康平5年(1062)にかけて、陸奥(むつ)の豪族安倍頼時とその子貞任(さだとう)・宗任(むねとう)らが起こした反乱を、朝廷が源頼義・義家を派遣して平定させた戦役。後三年の...
たいら・げる【平らげる】
[動ガ下一][文]たひら・ぐ[ガ下二] 1 反抗する者や敵を討ち、世をしずめる。平定する。「賊を—・げる」 2 すっかり食べてしまう。「二人前の料理を—・げる」 3 高低をなくす。平らにする。な...
たいら‐の‐さだふん【平貞文】
[?〜923]平安時代の歌人。名は「さだふみ」とも。平貞文家歌合を主催、歌は「古今和歌集」以下の勅撰集に26首。「平中(へいちゅう)」の称で知られ、「平中物語」の主人公、好色の美男子と伝えられる...
てい【定】
[音]テイ(漢) ジョウ(ヂャウ)(呉) [訓]さだめる さだまる さだか [学習漢字]3年 〈テイ〉 1 物事を決めて変えない。さだめる。さだまる。「定員・定価・定期・定義・定刻・定説/仮定...
どうち‐ちゅうこう【同治中興】
中国で、清の同治年間(1862〜1874)に行われた政治改革。表面的には、太平天国の乱も平定され内治・外交とも小康状態を保った時期で、曽国藩・李鴻章らの漢人官僚による洋務運動が推進され、清朝は一...
にんそく‐よせば【人足寄場】
江戸幕府が幕臣長谷川平蔵の献策により設置した浮浪人収容所。寛政2年(1790)老中松平定信が無宿人や引き取り人のいない刑余者を江戸石川島に収容して生業を授けたのに始まる。常陸(ひたち)上郷村や長...
はき‐きよ・める【掃(き)清める】
[動マ下一][文]はききよ・む[マ下二] 1 掃いてきれいにする。「墓を—・める」 2 平定する。討ち従える。「まつろはぬ人をも和(やは)し—・め仕へ奉りて」〈万・四四六五〉
はぎ‐の‐らん【萩の乱】
明治9年(1876)山口県萩で不平士族が起こした反乱。前原一誠らが神風連の乱・秋月の乱に呼応して挙兵。政府軍に平定された。