烏賊(いか)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)
イカの甲はあまり役に立たないが、年功は積めば積むほど価値がある。年長者の経験は重んじなければならないことをいう。亀(かめ)の甲より年の功。
え【兄】
同性の者のうちの年長者。特に、兄弟・姉妹で年上の者。⇔弟(おと)。「かつがつもいや先立てる—をし枕(ま)かむ」〈記・中・歌謡〉 [補説]「え(兄)」と「おと(弟)」との複合が「えと(干支)」であ...
え‐ひめ【兄姫】
姉妹のうち年長のほうのむすめ。⇔弟姫(おとひめ)。「名は—、弟比売(おとひめ)、この二柱の女王(ひめみこ)、浄き公民(たみ)なり」〈記・中〉
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」 2 辞退すること。また、ある場所から引...
エージング‐ハラスメント【aging harassment】
年齢を理由とした嫌がらせ。年長者・年少者どちらに対しても行われる。エージハラスメント。エーハラ。
おお【大】
[形動ナリ]大きいさま。たっぷりしたさま。「夏影のつま屋の下に衣裁(きぬた)つ我妹(わぎも)裏設(うらま)けてあがため裁たばやや—に裁て」〈万・一二七八〉 [接頭]名詞に付く。 1 大きい、...
おおい【大い】
《「おお(大)き」の音変化》 [形動ナリ] 1 大きいさま。「—なる木どものもとに車を立てたれば」〈枕・一四二〉 2 程度のはなはだしいさま。状態が、ふつうよりもまさっているさま。→大いなる ...
おお‐え【大兄】
1 兄弟のうち、年長の者。 2 皇子につける尊称。特に、律令制以前、6、7世紀ごろの皇位継承資格者の称といわれる。 [補説]日本書紀の古訓に、「大兄」を「おひね」とよんだ例がある。
おおき‐な【大きな】
[形動]《形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」の音変化》 1 容積・面積が広い空間・場所を占めるさま。「—箱」「—池」⇔小さな。 2 数・量が多いさま。「—音」⇔小さな。 3 程度がはな...
おとなし‐やか【大人しやか】
[形動][文][ナリ] 1 性質や態度が落ち着いていて穏やかなさま。「—な話し方」 2 大人びているさま。「あけて御覧ずれば…と、よに—に書き給へり」〈平家・一二〉 3 年長者らしくしっかりして...