ねんぶん‐どしゃ【年分度者】
平安時代、毎年、一定数を限って出家を許された者。初期には、試験に及第した者を各宗に割り当て、教義を学ばせた。年分学生。年分者。
ねん‐ぷ【年譜】
個人の1代の履歴などを年代順にまとめた記録。「作家の—」
ねん‐ぷ【年賦】
負債額・納税額などを分割して、毎年一定額ずつ支払っていくこと。また、その方法。年払い。「五か年—の返済」「—償還」
ねんぷ‐きん【年賦金】
年賦で払う金銭。
ねん‐べつ【年別】
年によって区別すること。「資料を—に整理する」
ねん‐ぼ【年暮】
年のくれ。年末。歳暮(せいぼ)。「—のお浚(さら)いの納会」〈秋声・仮装人物〉
ねん‐ぽ【年甫】
年のはじめ。年始。正月。「—ノ御慶メデタクソロ」〈日葡〉
ねん‐ぽう【年俸】
1年を単位として定めた俸給。また、1年分の俸給。年給。「—制で契約する」 [補説]「ねんぼう」とは読まない。
ねん‐ぽう【年報】
ある事柄や事業などについて、1年ごとに出す報告書。
ねん‐まえ【年前】
年季が終わる前。「名残り惜しきは今すこしの—」〈浮・一代男・六〉